2013年7月にオープンしたばかりの全室個室、ユニット型の真新しい特養です。玄関には喫茶コーナーがあり、入居者様が自由に買い物ができる売店があり、ご面会の家族様や地域の方々にもコミュニケーションの場としてご利用いただいております。
「心が動けば体は動く」をキーワードに「自立支援介護」の実践に日々奮闘しています。「自立支援介護」の実践の具体的な取り組みを一部ご紹介します。
まずは、お一人おひとりの体格に合わせ、「高さ」や「奥行き」の違う椅子を数種類ご用意し、用途に合わせ使用していただいております。立ち上がろうとする時に床に足が着いていなければ立ち上がろうという気持ちは失せてしまいます。また食事のときも、床に足が着いていなければ前屈みの正しい姿勢を取ることが出来ず、食べようという気持ちが失せてしまいます。リハビリやレクリエーションの時も同じくです。つまり体格に合う椅子とそれに合う高さのテーブルを使用することが「自立支援介護」への第1歩であると捉えています。
また日常生活の中で必要不可欠な入浴についても、一般家庭浴槽の使用を基本としております。機械浴槽を使わず、家庭用の浴槽に入っていただき「普通に入浴」を実践しています。「気持ちいい〜」と思っていただけるよう、そして「入れられる・・・」のではなく「自分で入る・・・」という主体的な生活を送っていただけるようにと考えています。
その他、高さの違う便座を備えファンレストテーブルが設置されたトイレや伝い歩きがし易いように、「福祉家具」を散りばめたユニットなど、「自立支援介護11カ条」のパンフレットに基づいた取り組みに毎日励んでいます。
また、ハード面だけでなく「自立支援介護」の実践のための介護技術研修を入職時だけでなく定期的におこない、入居者様や利用者様の生活を支える技術を磨くことも忘れません。何より職員と入居者様、利用者様の笑顔が絶えない「暮らしの場」を目指しております。大阪市内においては新参者ではありますが、地域の皆様にも便利な存在であり、必要とされる場であり続けられるよう頑張っています。